トップ >> 15世紀からの印刷の歴史

ヨーロッパでの印刷技術の高まり

中国からは遅れて、ヨーロッパでも印刷技術の高まりを迎えます。15世紀末から16世紀初めの20年間にかけて、イタリアのマヌティウスは120点の本を刊行したとされています。錨にイルカのマークは現在でも広く知られています。1513年にはドイツのグラーフがエッチングという腐食凹版の技術を発明しました。イタリアのベネツィアでは、1536年に最初の活版刷りによる新聞が発行されました。1590年には、バリニャーニが西洋活字と印刷機を携えて日本に上陸して、キリシタンに関して30点の本を刊行したといわれています。

日本で初めて発行されたもの

これまで印刷の歴史としてエジプト、中国、ヨーロッパが登場しましたが、ここでようやく日本での記述が現れます。1607年に徳川家康の命で刊行された「大蔵一覧集」では、林道春が銅活字の技術を使いました。1608年には角倉素庵と本阿弥光悦が「伊勢物語」を木活字で発行しました。ここでまた舞台はヨーロッパに戻り、1642年にドイツのシーゲンがメゾチント凹版法を発明したことを取り上げます。1665年にイタリアのボルタが携帯用暗箱を発明したことが写真の始まりとなったことも、印刷と直接の関係はないにせよ重要な起点です。

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